エクセル術

カメラ機能を使う

camera_256x256.png
Excelではよく起こる現象ですが、列の幅に合わせれない枠というのが出てきます。下の図の場合だと、B列C列は大きめの幅を取っています。下の内容、金額欄に合わせている為です。

捺印欄を付けたい、でも枠が合わない・・・貴方ならどうします?
列の幅を細かく刻んで作る?
テキストボックス(図形)を使って作る?
そんな事をするよりExcelには良い機能が付いているんです。

使うと便利なハズ

このカメラ機能というのはメニューバーにもリボン(2007)にもありません。
初期設定では使うことすら出来ない機能なんです・・・。
ではまずこの機能を引っ張り出してきましょう。

2003以前 2007
[ ツール ] → [ ユーザー設定 ] を開き [ コマンド ]タブ

カメラアイコンをドラッグ&ドロップでツールバーに持っていきます。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズ ] でユーザー設定を開く

追加ボタンを押すとクイックアクセスツールバーにカメラボタンが追加されます。

このように使うと便利なハズの機能がここに隠れているんです。

使ってみる

別のシートに枠だけを作ります。枠だけのシートなので列幅サイズは好き勝手に調整できますね。

作った枠(A1からB2まで)を範囲指定し、カメラボタンを押します。
するとマウスポインタが + になります。
あとは貼り付けたい場所でドラッグ&ドロップをすると、図として扱われた捺印枠が完成します。

利点

この機能には利点があります。
まず、貼り付けたものは図形として扱われますので、貼り付け後に拡大・縮小がレイアウトを崩さずに可能だということ。文字も自動で小さくなってくれるのは有り難いですね。
元の枠を修正すると自動的に張り付けた図形も変わってくれるということ。担当者という文字を経理担当者に変えたからといって、また貼り直す必要はありません。自動で図形が変わってくれます。

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