以前にエクセルでバーコードを作る ~フォント版~を紹介しました。
それとは別の方法でバーコードを作ってみます。今回はコントロールを使用してのバーコード作成。バーコードの下に数字を入れれたり、こちらの方が使い勝手は良いかもしれません。
コントロール
まず注意点として、Excel2000以降のバージョンでないとこの機能が入っていないと思われます。本来はAccessに付属のコントロールですので、OfficeAccess自体が無いと使えないかもしれません。
それでは実際に使ってみましょう。
手順①
表示メニューのツールバーでコントロールツールボックスをチェック入れ、表示させます。
手順②
下のようなツールボックスが表示されますので、それの一番下にある「コントロールの選択」をクリックします。
すると多数のコントロールが出てきますので「Microsoftバーコードコントロール」もしくは「Microsoft BarCode Control」を選択します。
手順③
マウスポインタが十字になり、ドラッグでバーコードコントロールを挿入することが出来ます。挿入したバーコードコントロールを右クリックし、プロパティを表示させます。
そして下で選択している「LinkedCell」を入力します。ここで選択したセルに数字を入れる事でバーコードが変わります。
手順④
バーコードコントロールを挿入した段階では「デザインモード」になっています。このデザインモードではバーコードコントロールの操作(移動・変更)が出来ますが、表示が既定のままです。(A1セルに数値を入力しても変わらず)
このデザインモードを終了させるのに下のアイコンを押します。(逆にバーコードコントロールを操作したい時はデザインモードになる必要があります)
セルの表示形式
上はA1セルに数値を入力したものです。が、表示がおかしくなりました。
これは指数といって桁が大きくなるとExcelさんが自動で表示形式を変えてしまいます。これをちゃんと数字全てが表示されるように変えるには、セルの書式設定で表示形式を「文字列」に変えてしまえば大丈夫です。
他のコードも
前回のフォントを使ってのバーコードは該当のコードフォントをダウンロードしなければいけませんでしたが、このコントロールではUPC-A、UPC-E、JAN-13、JAN-8、Casecode、NW-7、Code-39、Code-128、U.S Postnet、U.S Postal FIM、カスタマバーコードが選べます。(バーコードの種類について)
プロパティの説明
プロパティ画面でバーコードを色々操作出来ます。
BackColor | 背景色 |
---|---|
ForeColor | バーコードの色 |
ShowData | 0・・・数値表示しない 1・・・数値表示する |
Shadow | コントロール自体の影の有無 |
Style | バーコードの種類 |