1月2日に提供が開始されたExcel2010用の更新プログラム「
KB4461627 」をインストールすると、Excelが起動しなかったり強制終了するような不具合が発生しています。
Microsoftはこの更新プログラムを公開中止していますが、すでにインストールしてしまった人はアンインストールするように呼びかけています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4461627/january-2-2019-update-for-excel-2010-kb4461627
アンインストール方法
Windows10の方法ですが載せておきます。
上記のMicrosoftのURLでも書いておりますが画像がないので。
1.タスクバーの検索機能に「インストールされた更新プログラムを表示」と入力し、検索結果に現れたものクリックします。
(もしくはコントロールパネルからインストールされた更新プログラムを出してください。)
2.するとインストールされた更新プログラムが一覧でずら~と出てきます。
ここにKB4461627があると問題なのです。
3.件数が多いので右上の検索窓を使って検索します。
結果、該当なければ問題ありません。
4.検索の結果出てきてしまった場合は右クリックで「アンインストール」します。
それ以外の更新プログラムもある!
「KB4032217」「KB4032225」「KB4461616」
この3つの更新プログラムも不具合が生じていますので、インストールされていればアンインストールしましょう。
どういう人が該当するか
1月2日にリリースされて7日には止まっていましたので、その間にWindowsアップデートを行った人ですね。自動アップデートをしている人も知らず知らずのうちにインストールしている可能性もあります。この期間にPCを立ち上げて、なにやらアップデートされたな、、という方は要注意。
更新プログラムがインストールされていないかすべて検索しておきましょう。
新元号について所感
4月1日に新元号を発表されるとのことで、Microsoftとして先にプログラムを更新しておいたのでしょう。仮の名前かなにかで更新しておいて、発表後、仮の名前を正しい元号名にすれば良いだけなので。
それにしても和暦、たしかに大事とは思いますがどこまでシステム対応しないといけないのか、という気もします。書類などは西暦でやってしまったほうが良いのではないでしょうか。銀行も当面は”平成”が既に印字されている書類は”平成31年”もしくは取り消し線での対応OKとしているようですし。今後は役所も西暦表記になるかもしれませんね。
Excelの和暦表示
和暦の書式設定は”ggge年m月d日”で”平成31年4月1日”となります。
これが新元号の5月1日だと”XX1年5月1日”と自動でなります。このために今回の更新プログラムがあったのでしょう。
ちなみに平成=H 昭和=S と表す場合の書式設定は ”g” 1つです。
平成=平 昭和=昭 と表す場合は ”gg” です。
書式設定 | 表示 |
---|---|
g | H |
gg | 平 |
ggg | 平成 |
e | 和暦の年数 |
ちなみに昭和→平成に変わった時はこのような感じです。
1989年1月7日までは昭和、1989年1月8日以降は平成の表示になります。